台湾のビットコイン事情~台湾にはどんな仮想通貨販売所があるのか~

日本のお隣、台湾でもビットコインは購入できます。規制などによってある程度制限はされていますが、国内の仮想通貨事業者は独自の展開や自由な発想で挑戦しています。今回はそんなビットコイン事業者や台湾でのビットコイン事情などをまとめてみました。

 

台湾で仮想通貨は合法?

・台湾では仮想通貨は日本のようにお金ではなく、”もの”の扱いにあたり、取引において法的に問題はありません。

台湾には仮想通貨取引を行う場を提供するいわゆる取引所が存在しません。台湾の金融法は非常に厳しく台湾独自の金融法が機能しているためこのような形になっているのではと思います。

 

<台湾の仮想通貨販売所>

台湾内でも特に有名な販売所とデビットカード会社をピックアップして紹介します。台湾の販売所の面白い特徴がうかがえるはずです。

 

BitoEX

2017/11/2 18:40時点でのビットコインの価格(207,209)
台湾で一番簡単にビットコインが買えるのがBitoEXです。台湾の全家(ファミリーマート)でビットコインが購入できるシステムを作り、手数料も格安で行なっています。更にビットコインデビットカードの発行や、コンビニで使えるクーポン券の発行など、顧客目線なサービスを行なっています。
何度かオフィスを訪ねましたが、行くごとに内装が変わったり人員が増えたりと景気がいいのではと伺える会社でした。

 

MaiCoin

2017/11/2 18:40時点のビットコインの価格(210,447)
台湾にてビットコインの販売所を行なっています。MaiCoinは台湾にビットコインの自動販売機、ロボコインを普及しようとしていましたが、2014年に台湾の法律で禁止になり姿を消しました。今ではBitoEXに遅れを取っている印象ですが、台湾のコンビニ市場第3位に位置するハイライフ(日本でいうサークルk)というコンビニでビットコインが購入できるよう技術提供を行なっています。会社を訪問した際は、正直こじんまりとした感じで、BitoEXよりは儲かってないのかなと思ったりしました。

 

WageCan

社長筆頭に台湾人で構成され、本社は香港に置いてある会社で、VISAと提携したWageCanの仮想通貨デビットカードを発行しています。
残念ながらVISAプリベイトの利用規定変更により、日本で仮想通貨デビットカードは使用できなくなってしまいましたが、国外で使用する方は一枚あれば便利です。

 

VCからの投資

以前はMaiCoinのみがVCから資金を調達し仮想通貨事業を行なっていましたが、2017年中頃にBitoexに話を聞きに言った際にVCから大きな投資が入ったという話を聞きました。もともと自己資本のみで黒字化している会社は多かったので仮想通貨市場の膨らみとともに外部からの資金調達で更に規模を拡大しようと考えているのでしょう。

 

台湾人はどのような目的でビットコインを購入するのか

台湾ではビットコインが使用できるお店やサービスがほぼ皆無で、それなのに人々はどう言った理由でビットコインを購入するのでしょうか。
理由としては、投機目的、ゲームをプレイするためにビットコインを購入する、国外送金するために購入するなどの理由が多いようです。

 

a)クレジットカードが年齢によって作れない。

台湾には特殊な事情があり、20歳以下はクレジットカードを発行できません。しかしオンラインゲームではビットコイン支払いを受け付けている場所が多数あり、ゲームを行いたい青少年がコンビニで気軽にビットコインを購入しに来るようです。

 

b)留学先のお金の送金に仮想通貨デビットカードを使用。

また、台湾には仮想通貨デビットカードを発行するような会社が複数あり、留学中の学生や、親の仕送りなどで、ビットコインを購入し子供のウォレットにチャージ、留学先で子供が引き出すなどの方法を取っている人もいるようです。

 

台湾の金融法は非常に厳しい

台湾は日本や中国に統治されていた時間が長かった事情などから、一部の機能を民間に託さず、国が管理できる体制に置いています。例えば、日本の両替商のような事業者は民間がライセンスを取得することができず、銀行のライセンスを取得する、もしくは銀行と提携をするなどの手段を経なければ行うことができません。(台湾に旅行に来ても両替は銀行でしかできませんのでたまに面倒です)

そう言った経緯から台湾で金融系の新しいビジネスを始めようとするのは非常に大変です。仮想通貨もその一つで、道を歩いている人に聞いても大方政府が禁止している怪しい通貨という認識が未だにあります。

 

仮想通貨が使えるお店は1店舗のみ

2017年の8月に台湾の高雄(台湾の南)で仮想通貨のみの支払いを受け付けるcoincakeというパン屋が開店しました。取り扱い通貨はビットコイン、リップル・ライトコイン、イーサリアムです。

台湾的に仮想通貨に対して一歩前進した感じはいいなと思いますので、今後の発展に期待です。

 

まとめ

台湾の仮想通貨事情は近隣のアジア諸国と比べると遅れている雰囲気があります。フィンテッックの発展と共に金融法が変わっていけば状況は変わってくると思いますが、少なくとも1年から2年はこのままの状況が続くかもしれません。その一方、コンビニで仮想通貨が買えるような仕組みを作るなど、仮想通貨と一般消費者の距離を縮める努力もしています。消費者が仮想通貨を認知すればするほど政府も無視できなかくなって来ます。今後台湾の状況はどのように変わって行くのか、非常に楽しみです。

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