【ここに注目】全仮想通貨が下落した中で価格を上げていた仮想通貨とは?

2018年1月16日に仮想通貨市場全体で大きな価格の下落がありました。ビットコインを始め多くのアルトコインが価格を下げている中で、実は価格を上げていた仮想通貨が数は少ないですが、いくつかありました。それは量子コンピューターに耐性がある仮想通貨です。量子コンピューターは近年よく聞くようになった言葉です。仮想通貨にどう影響があるのか、量子コンピューターとは何なのか解説します。

 

「量子コンピューターとは?」

現在も研究が行われている量子コンピューターですが、もし誕生すると処理速度が従来のコンピューターとは比べ物にならない程、高速になると言われています。一説では従来のコンピューターの1億倍の計算能力を誇るそうです。
シンガポール国立大学のリサーチャーが発表した論文によると、「推定では2027年に量子コンピューターを使って、仮想通貨のプライベートキーをハッキングできる可能性があると」言われています。
つまりマイニングにより取引情報が承認される前に、量子コンピューターを使ったハッカーによって、ハッキングされてしまうぐらいの性能があるということです。
もし将来的に量子コンピューターが誕生した場合、「秘密鍵」と「公開鍵」に依存しているブロクッチェーン技術のビットコインを始めとるす仮想通貨は、今以上のセキュリティーが必要になってきます。もしくは、機能自体を変えなくてはいけない可能性もあります。
リサーチャーによれば、量子コンピューターの発展を過度に推定すると、早ければ2027年にはプライベートキーがハッキングされる可能性があるそうです。現在のビットコインを元にした仮想通貨の暗号はハッキングが困難とされ、安全性が保たれています。しかし、量子コンピューターは理論上ビット(0又は1の数値)以外を使うのでより早く働くことができるというのです。

 

「トランザクションが書き換えられる危険とは」

論文によると、ビットコインの利用者にとって危険なのは、取引が未処理のままネットワークに表示されている時です。量子コンピューターを使ったハッカーはその取引が正式なものになる前(マイニングされる前)に改ざんできる可能性があるというのです。
現在、ビットコインのスケーラビリティ問題があり取引処理の遅延がおこっています。処理が遅れる分、量子コンピューターを使ったハッキングの危険にさらされます。また、プライベートキーが傷つけられた場合、それは仮想通貨だけの危機ではありません。
メッセージアプリ、SSL証明書、データストレージなどプライベートキー暗号を使った全ての情報が流出することになります。

 

「量子コンピューターに耐性がある仮想通貨とは?」

上記のように「秘密鍵」と「公開鍵」に依存しているブロックチェーンの仮想通貨は、量子コンピューターが誕生した場合、ハッキングされてしまう可能性もありますが、新たな暗号やブロックチェーンシステムも誕生してきています。

●IOTA

IOTAとはIOT(Internet Of Things)のためだけに開発された革新的な仮想通貨です。近年、家電がインターネットに繋がるシステムIOTが知られるようになり、そのIOT機器同士のデータのやり取りを記憶し、最適化された決済システムを構築させた仮想通貨として誕生しました。2017年、上場したばかりにも関わらず、その価値は高く評価されています。
このIOTAは秘密鍵を使い捨てる設計となっている他、従来のコンピューターで使用されている2進法ではなく3進法を使用しているため、量子コンピューターに対する耐性があるとされています。

●ADA

2017年10月にリリースしたADAは、11月29日にビットレックスにも上場され一気に全日比200%も価格をアップさせました。そんなADAを開発したのはイーサリアムを開発した天才数学者と言われているチャールズ・ホスキンソン氏です。運営はカルダノ財団によって行われています。
ADAはオンラインカジノ「カルダノ」で使用できる仮想通貨として生まれました。オンラインカジノで公平かつ平等にカジノを楽しむことができるよう設計された通貨です。スマートコントラクトやオラクルというブロックチェーンを使い不正行為ができないようになっています。またADAは量子コンピューターへの対策がある耐性通貨と言われています。

●NEO

NEOは中国で2016年10月に誕生した仮想通貨で、中国版イーサリアムとも言われています。イーサリアムのようにスマートコントラクトの機能があります。特徴としてはブロック認証システムにDBFTを採用、プログラミングの言語が豊富、処理速度がスピーディー、NEO GASの発行などがあります。
NEO のブロック認証システム、DMFTは独自のアルゴリズムを使っています。ビットコインが採用しているP2Pネットワークとは違い、ネットワークユーザーの中から評価が高く信用ができるとされる複数のブックキーパーと呼ばれる帳簿係をNEO保有者の投票で決め、システム異常が起こらないように確認と監視をしています。
ブックキーパーがマイニング報酬として「NeoGas」を受け取ることができます。NEOも量子コンピューターに対する耐性がある暗号通貨です。

他にも、QTUM、QRL、HSR、IOC、XSHなどが量子コンピューター対策を搭載している通貨です。

 

まとめ

上記のような仮想通貨は1月16日の全体の仮想通貨価格の暴落の際、価格をさりげなく上げていました。技術の進化は、逆に財産を危険にさらす可能性があるかもしれません。
そう考えたときに、仮想通貨選びは量子コンピューター対策のとれたものを選ぶということも頭に置いておく必要があるかもしれません。投資の参考にされてはいかがでしょうか。

 

 

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