Segwit2xとは? ビットコインから派生する4つ目のコイン?

最近何かとビットコインの価格を押し上げている要因の一つ、segwit2xとは何のか、一体どのようなことが行われるのか。簡単に分かるようにまとめてみましたのでご確認ください。

 

Segwit2xとは

Segwit2xとは、あらかじめニューヨーク協定での合意で決められたビットコインアップグレードのことです。どのようなことが行われるかというと、Segwitを導入し、その後ビットコインのブッロクサイズを1MB→2MBにアップグレードするハードフォークを行います。
多少ブロックの生成スピードによっては時間が変わりますが、順調に進めば日本時間の2017年12月29日あたりにこのアップデートが行われるはずです。

 

・ハードフォークって何?

アップデートには大きく分けて2つの方法があり(ハードフォーク・ソフトフォーク)、仮にブロックサイズを箱に例えると、箱を大きくするのがハードフォーク、箱に入れる中身のサイズを小さくするのがソフトフォークだと解釈していただければ分かりやすいかと思います。

 

・Segwitとは

ソフトフォークを行い中のデータサイズを小さくし、今よりも多くのデータをブロックサイズの中に入れようとする提案です。これが実現すれば、理論上今よりも4倍の処理速度が実現する予定でした。

 

・Segwit2xはビットコインなのか?

今回のSegwit2xが行われると、ビットコインから派生したコインは全部で4つになります。それぞれ全て違うコインということになるので、4つともそれぞれの互換性がないことになります。
以前THE DAO事件が起きた時、イーサリアムはハードフォークを行い事件前のイーサリアムと事件後の継続したブロックチェーンのイーサリアムクラシックと分岐しました。
名前が紛らわしいですが一貫じて同じブロックチェーン状のイーサリアムクラシックではなく、ハードフォークされたイーサリアムの方をオリジナルと定義していることから、今回の分裂でも支持者が多いコインがビットコインとして扱われていくことになるため、Segwit2xのビットコインがオリジナルとなるのか、元来のビットコインがオリジナルとなるのかは支持者の多い方ということになります。

 

どのような経緯で今回のSegwit2xが行われることになったのか。

以前から、ビットコインのブロックサイズが小さく、送金の遅れや手数料の高騰など、今度実際にビットコインを活用したい場面で利便性の低いものになってしまう恐れが出ました。そう言ったことからSegwitの提案がなされました。
しかし、これに反対したのが、Bitmain社です。彼らはビットコインを採掘するためのスコップ「ASICBoost」を販売しており、これを使用すると格段にマイニングがしやすくなり、ビットコインマイニング市場の7割を占めています。
ところがこのsegwitを実行すると、ASICBoostを使用できなくなり、彼らは翌日から仕事が止まり、利益も出なくなってしまいます。それでは困る!というSegwitのソフトフォークは難しくなりました。
しかし、何かしらの対策を取らなければビットコインが終焉に向かってしまいます。ASICBoostを今後も使っていきたいマイナー側と、機能性を上げようと思うユーザー側の意見の対立の結果ニューヨーク合意の際にハードフォークを行い、ビットコインを2つに分け、それぞれを好きなように行おうといった話に。
結局segwit2xにはASICBoostを防ぐ変更が入っていないため、意見の合わないマイナー側とコア開発者の間をとった仕様になりました。
最終的には8月24日にsegwitの導入が完了し、そして11月16日前後にはsegwit2xで箱を2倍にするハードフォークが行われる予定でした。
しかし、実際には11月26日に分裂することはありませんでした。その後、12月28日に分裂を行うと発表がありました。果たして本当に誕生するのか、注目が集まります。

 

・どのような問題点が見れるか。

実際にSegwit2xを開発している人が少なかったり、テストコードがあまりなかったりなど、不安な要素は多く有りますが、一番心配されている部分はリプライアタックです。リプライアタックとは、分岐されたブロックチェーンをハッカーが盗んでしまうことです。これを防御する仕様をいれなければならないのですが、どうなるのやら。

 

ビットコインの過去の分裂まとめ

Bitcoin Cash【BCH】

リプライアタックの防止、ハードウォレットセキュリティーの向上、サイズを8MBに引き上げなどとオリジナルのビットコインに負けない機能を持っています。過去にBitcoinUnlimitedを支持していた開発者を中心に分裂した通貨です。
分裂後価格は600USD辺りから徐々に値段を下げ300USD辺りまで落ちましたが、現在価格はBitcoinCashのハードフォークなどが理由となり700USD付近まで上昇中です。Segwit2xが不透明な中、Bitcoin cashに移動する可能性も有り、今後無視できない通貨となっています。

 

Bitcoin Gold【BTG】

香港のマイニングプールが主導して開発してハードフォークした仮想通貨。マイニングが一極集中してします「ASIC」に疑問を持ち、「ASIC」を利用・開発できないような作りになっています。
2017年10月25日時点でビットコインを保管しているサービスによって同数のBitcoin Goldが配布されます。

 

Segwit2xの後

本来ハードフォークが行われた後、価格はその2つで均等に分かれと予測できるのですが、Bitcoin cashの際ビットコインは値段が上がり続けました。そのことから、ハードフォークは儲かる!と思ったユーザーは更に価格を押し上げました。しかし、あまりに分裂が頻繁に起こると、暗号通貨に対しての信頼性が落ちる可能性がありますし、支持者がSegwit2xやBitcoin cashの方が多くなりその結果、ビットコインの価格が急落しBitcoin cashの価格が上がる、 Segwit2xの価格が上がる、ビットコイン自体が急激に落ちるなど様々なシナリオがあります。
ちなみに筆者はビットコインとBitcoin cashに資産を半分づつ分けており、価格の急変にリスクヘッジをしています。
今後どのように価格が変動していくか分かりませんが、12月29日以降、価格が大きく変化する可能性も有りますので動向の注視が必要です。

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